県内文化資源詳細

麻殻の箸

代表画像
民04479-1,-2「麻殻の箸」

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(有形)
名称 麻殻の箸
名称よみ あさがらのはし
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2 Google Maps
市町等 宇都宮市 / 鹿沼市
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要  赤子が産まれて7日目は、お七夜といってさまざまな儀礼を行い子どもの無事な成長を願います。そのひとつは雪隠参りです。雪隠参りは、産婆や祖母が赤子を抱いて家族などとともに雪隠(便所)に行き、こうした麻殻(「あさがら」や「おがら」と呼ぶ)などの箸で赤子に汚物を食べさせる真似をすることが栃木ではよく見られます。これは、便所に感じられてきた神秘的な力を取り入れようとする動作だと考えられます。
 そして、使い終わったらこの箸を便所の軒下に挿します。2本の箸の間隔が狭いと次の子が早く産まれ、広いとゆっくり生まれてくるなどともいわれました。麻殻に、まじないや占いを込められるような特別な力を感じていたと考えられます。
 この資料は、鹿沼市上南摩町で使われていたものの復元です。
画像二次利用条件 CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)画像
リンク 栃木県立博物館
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