県内文化資源詳細

【アートカード用】故山の図

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
名称 【アートカード用】故山の図
名称よみ こざんのず
所在地 栃木県足利市通2丁目14-7
市町等 足利市
所有者/管理者 足利市立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要 大山魯牛(1902-1995) 東京市日本橋区(現・東京都中央区)
《故山の図》1959(昭和34)年、足利市立美術館
紙本着色、78.0×129.5cm

ひとこと解説:南画家が故郷・足利に馳せた思い
キーワード:南画、中国、川、橋、足利
県内関連地:足利市

大山魯牛は、絵の技術にとらわれず、画家の精神や内面を重視し、自分の理想とする景色を描く「南画」と呼ばれる作品を数多く描きました。もともとは、中国の文人と呼ばれる知識人の間で、趣味の一環として描かれていたもので、それが日本に入ってきて「南画」は独自の発展を遂げました。
この作品では、雄大な景色が描かれており、一見すると中国の風景にも見えますが、右側を流れる大きな川には現代的な橋が架かっています。特徴的な3連のアーチから、この橋は、現在でも足利市のランドマークとして親しまれている「中橋」であることがわかります。魯牛は、故郷である足利に思いを馳せ、南画の世界にその風景を取り入れ、理想の景色としてこの作品を描いたのかもしれません。

1902(明治35)年、東京日本橋に生まれ、すぐに実家のある足利に転居しました。下野中学(現・作新学院)卒業後上京、小室翠雲の主催する画塾に入門し南画を習います。1923(大正12)年、関東大震災で画塾が閉鎖されたため帰郷し、田﨑草雲の遺居(白石山房)に通い絵の勉強をしました。1942年銀座資生堂画廊にて初個展を開催しました。1945年4月に足利へ疎開し、1949年に東京に戻ります。1961年、足利織姫公民館において第1回個展を開催し、以後晩年に至るまで東京および郷里を中心に個展を開催しました。
画像二次利用条件 著作権あり