県内文化資源詳細

【アートカード用】《視床・赤》

項目 内容
文化資源区分 彫刻 / 彫刻
名称 【アートカード用】《視床・赤》
名称よみ ししょう・あか
所在地 栃木県足利市通2丁目14-7
市町等 足利市
所有者/管理者 足利市立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要 長重之 (1935-2019) 東京・日暮里
《視床・赤》1983(昭和58)年、足利市立美術館
断熱材、布、木、アクリル絵具、136.0×164.0×3.7cm

ひとこと解説 見る人によって変わる境界線。どこまでが境界線?
キーワード:境界、領域、視床、境界線
県内関連地:足利市

 長重之は、「境界と領域」をテーマに制作を続けました。この作品につけられた「視床」とは、嗅覚以外の感覚の中継地点の役割をする脳の一部分であり、感覚を制御するはたらきを持ちます。制御が強まれば、見えるものが見えなくなり、聞こえるものが聞こえなくなってしまいます。弱まればその逆の現象も起こります。長は、そのはたらきをモチーフにこの作品を制作しました。
 四角や曲線、様々な形に区切られたパネルによって構成されている画面は、平面とも立体とも捉えることができます。そのパネルの間の溝は、境界線に見えますが、空間であるため「線」であるとはっきり言うことはできません。溝をそのままの形で境界として捉えるのか、あるいはその溝によって生じた線を境界として見るのかは、鑑賞者に委ねられているのです。

1935(昭和10)年、東京に生まれました。1944(昭和19)年、父・安右衛門の故郷である足利市に疎開します。独学で絵画制作を始め、高校在学中の1951年、足利にて「VAN洋画グループ」に参加します。卒業後は足利ガスに就職して制作を続け、1962(昭和37)年、第14回読売アンデパンダン展で美術家としてのデビューを果たしました。1968年より《ピックポケット》シリーズを、1978年より《視床》シリーズを発表します。1973年より80年代後半にかけて、パフォーマンス《アタッチメント》を度々行いました。
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