県内文化資源詳細

【アートカード用】海と溶け合う太陽

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
名称 【アートカード用】海と溶け合う太陽
名称よみ うみととけあうたいよう
所在地 栃木県宇都宮市長岡町1077番地
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 宇都宮美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅より関東バス「豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館」行き終点下車(約25分)。
概要 島多訥郎(1898-1983)鹿沼市
《海と溶け合う太陽》1969(昭和44)年、宇都宮美術館
和紙、顔料、211×149cm

ひとこと解説:太陽が照らし出す海のエネルギー
キーワード:海、太陽、生き物、日本画、鹿沼、宇都宮
県内関連地:鹿沼市、宇都宮市

黄色く丸い部分めがけて、渦を巻くように色が流れこみます。生き物の姿をいくつ見つけられますか?鳥やカニ、波しぶき、クジラの潮吹きのような形も描かれています。島多は伝統的な絵の具を使う「日本画」の画家です。風景や草花、小動物を主なテーマに、はっきりした原色で画面を区切る描き方に特徴があります。そのため「日本画のピカソ」「異端児」とも呼ばれました。島多は詩人たちとの交際がありました。この作品のタイトルにはフランスの詩人ランボーの詩の一部が使われています。「また見つかつた、/何が、永遠が、/海と溶け合う太陽が」(小林秀雄訳)。ぎらぎらした太陽の光をめぐって、海の生き物たちが生命をほとばしらせる、エネルギーに満ちた作品です。

島多は1898(明治31)年に現在の鹿沼市に生まれました。旧制宇都宮中学を卒業し、文学を志して早稲田大学に入学しますが、詩人との交流のなかで美術の道に進むことを決意します。栃木県出身の小堀鞆音の弟子である郷倉千靱に日本画を学び、やがて1950年代に大胆な描き方で注目を浴びることになります。独特の世界をもって、生涯にわたり風景や動物、草木を描き続けました。
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