県内文化資源詳細

【アートカード用】初夏の風

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 版画
名称 【アートカード用】初夏の風
名称よみ はつなつのかぜ
所在地 栃木県鹿沼市睦町287-14
市町等 鹿沼市
所有者/管理者 鹿沼市立川上澄生美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR日光線鹿沼駅から徒歩20分、東武日光線新鹿沼駅から徒歩30分、東北自動車道鹿沼I.C.から約6km
概要 川上澄生(1895-1972)横浜市
《初夏の風》1926(大正15)年、鹿沼市立川上澄生美術館
木版画 木版多色刷 紙 22.8×34.9㎝ 

ひとこと解説:詩のイメージのふくらみから作品が生まれる
キーワード:木版画 創作版画 詩 棟方志功
関連地:鹿沼市、宇都宮市、横浜市

まず、私たちの目に、とても明るいさわやかなエメラルドグリーンの色が飛び込んできますね。この絵の名前は《初夏の風》といって、木版画の作品です。
絵をよく見ると、真ん中に洋服を着た女性がいて、絵の両脇には「かぜとなりたや」ではじまる詩が彫り込まれています。そこからは、この絵が、好きな女性の周りに風となって、ただよっていたいとする、作家の気持ちが込められたものであることがわかります。とすると、その風が、だんだん人のかたちに見えてきませんか。
この絵の作者は川上澄生です。川上は「木版画の詩人」とよばれ、まずは詩をよみ、その言葉からイメージされる世界を木版画にすることで新しい表現を目指しました。
この絵にとても感動して、木版画の道に進んだ作家に棟方志功がいます。棟方は、のちに外国の展覧会でグランプリを取り、世界で高く評価される作家になります。《初夏の風》は他の作家にも大きな影響を与えた作品でもあるのです。

川上澄生は横浜の生まれです。1921(大正10)年に宇都宮中学校へ英語の先生としてやって来て、それから木版画を作り始めました。作品のテーマは、日本とヨーロッパの文化の出会いです。主に安土桃山時代や明治時代はじめの人々や物、風景などを描きました。また、とても多才で、ガラス絵や自分で本を作ることもしています。1972(昭和47)年に77歳で亡くなるまで、およそ3,000点の作品を作り続けました。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 鹿沼市立川上澄生美術館