県内文化資源詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前) |
| 名称 | 【アートカード用】山水図 |
| 名称よみ | さんすいず |
| 所在地 | 栃木県佐野市生東1-14-30 |
| 市町等 | 佐野市 |
| 所有者/管理者 | 佐野市立吉澤記念美術館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| アクセス方法 | 東武佐野線 生駅から徒歩8分 |
| 概要 | 高久靄厓(1796-1843)那須塩原市(旧:下野国那須郡杉渡土) 《山水図》1838(天保9)年、佐野市立吉澤記念美術館 紙本墨画、一幅、183.1×96.9cm ひとこと解説:心に浮かぶ理想的な風景を描いた キーワード:山、川、墨、江戸時代、文人画 県内関連地:佐野市 縦長の大きな画面に広大な自然のすがたを描いた作品です。日本や中国、朝鮮では、過去の有名な作品や作者の心の中のイメージに基づいて風景を描く「山水画」が好まれました。高久靄厓が43歳のときに描かれました。高くそびえる山々のうち、手前側は点々をたくさん打って立体的に見せていますが、遠くの山は墨で薄い影のようにえがいて遠近感を出しています。真ん中のあたりはなにも描いていないようですが、これによってぼんやりと霧がかかっているようにも見えます。余白は画面の上にもありますが、何も描かないことで遠く広がる空を表しているのです。これは江戸時代までの絵によく見られた表現です。画面下には山から流れる川が広がり、ほとりには自然を眺めながらのんびり散歩をしている人がいます。下流には、小さな屋根付きの舟があり、これに乗ってゆったり移動する様子も想像できます。画面の上には絵が描かれた年月、親しくしていた佐野の吉澤松堂という人のために描いたこと、画家の署名が書かれています。 高久靄厓(1796~1843)は、下野国那須郡杉渡土(現・那須塩原市)に生まれた江戸時代の画家です。馬方や煙草切りの職人として働きながら、画を学びました。鹿沼の鈴木松亭や大橋淡雅(現・小山市出身)ら下野ゆかりの支援者たちの後押しを受け、27歳の時に江戸で谷文晁に入門し、重要な門人となりました。中国絵画や日本の文人画を深く研究し、この絵のような山水画を得意としました。 |
| リンク | 作品情報 高久靄厓《山水図》 |