県内文化資源詳細

【アートカード用】鉄釉芍薬文大皿

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 工芸品
名称 【アートカード用】鉄釉芍薬文大皿
名称よみ てつゆうしゃくやくもんおおざら
所在地 栃木県佐野市生東1-14-32
市町等 佐野市
所有者/管理者 佐野市立吉澤記念美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 東武佐野線 生駅から徒歩8分
概要 田村耕一(1918-1987)佐野市(旧:安蘇郡犬伏町)
《鉄釉芍薬文大皿》1965(昭和40)年、佐野市立吉澤記念美術館
陶磁、径42.4×高9.1cm

ひとこと解説:鉄絵の人間国宝となった陶芸家、初期の大作
キーワード:大皿、黒、鉄、花、陶芸、佐野
県内関連地:   
 中央に芍薬の花が描かれた大皿です。昭和40年(1965)、田村耕一が陶芸家としての評価を確立した時期の作品です。つややかな黒色とおおらかな線で描かれた花が、力強い印象を与えています。黒い部分は鉄分を含む釉薬が使われていますが、茶色い土の肌が見える部分があります。蝋で素地をおおって釉薬がかからないようにする「抜き絵」と呼ばれる技法によるもので、メリハリのある仕上がりになっています。また、花びらの輪郭やおしべ、めしべ、茎や葉の部分が茶色の盛り上がった線で描かれています。これは粘土と水を混ぜたものや釉薬を入れて絞り出す「イッチン描き」という技法で、花の印象を強くする効果があります。筆でのびやかな絵を描く「鉄絵」で知られる田村耕一ですが、前半期にはこのように釉薬を駆使した重厚な器を作りました。
 田村耕一(1918~1987)は、安蘇郡犬伏町(現・佐野市)生まれの陶芸家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)では図案(デザイン)を学びましたが、自分で食事を作る生活の中で、やきものに興味を持ちます。戦争から帰った後、京都で陶磁器デザインの仕事をしながら陶芸の基礎を学び、近代陶芸の巨匠・富本憲吉から大きな影響を受けました。35歳で故郷の佐野で窯を開き、器と模様が調和した「陶器ならではの絵」をめざしました。昭和61年(1986)年には鉄絵の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 作品情報 田村耕一《鉄釉芍薬文大皿》
リンク とちぎデジタルミュージアムSYUGYOKU(珠玉)_田村耕一_鉄釉芍薬文大皿