県内文化資源詳細

【アートカード用】山越阿弥陀如来図

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前)
名称 【アートカード用】山越阿弥陀如来図
名称よみ やまごしあみだにょらいず
所在地 栃木県立博物館
市町等 小山市 / 宇都宮市
所有者/管理者 現聲寺(栃木県立博物館寄託)
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 栃木県立博物館へのアクセス
【JR宇都宮駅から】
・関東バス市内線(宇都宮駅西口バスターミナル13番乗り場)
 37番「桜通り経由鶴田駅行」または「桜通り経由西川田駅行」で『中央公園博物館前』 下車。徒歩8分。
・関東バス郡部線(宇都宮駅西口バスターミナル10番乗り場)
 43番「長坂経由新鹿沼行」または「砥上営業所行」、40番「西の宮団地行」で『文星芸術大学付属中高』下車。徒歩8分。
【東武宇都宮駅から】
市内大通りの関東バス「東武駅前」バス停で上記バスに乗車。
概要 作者未詳
《山越阿弥陀如来図》南北朝時代(14世紀)、小山市・現聲寺(栃木県立博物館寄託)
絹本着色、掛軸、101.0×66.3cm

ひとこと解説:山の間からすがたを見せる阿弥陀さま
キーワード:阿弥陀如来、山、蓮池、松、風景、雲、金、阿弥陀浄土信仰、往生、来迎図、仏画
県内関連地:小山市

山の間から上半身をあらわしているのは阿弥陀如来です。阿弥陀如来は極楽浄土に住まう仏様のことを言います。仏様を描いた絵画を「仏画」と言い、信仰の対象として大切にされました。
阿弥陀如来がこの世を去ろうとしているもの(往生者)のお迎えにあらわれる様子を描いた仏画を「阿弥陀来迎図」と言い、平安時代末期(12世紀)にはたくさん描かれました。この作品は、往生者の前に雲に乗ってあらわれた阿弥陀如来を描いたもので、山の間からすがたをあらわしているため、阿弥陀来迎図のなかでも「山越阿弥陀」と言われています。このようなスタイルの仏画は他にあまり例がなくとても貴重なものです。南北朝時代(14世紀)に描かれたと考えられています。
金色の衣を着た阿弥陀如来は神々しく、頭からは光を放っています。両手は胸元にかかげて親指と人差し指で輪をつくる「印」を結んでいますが、よく見るとその部分だけ傷みが激しいことに気がつきます。これは、この部分に五色の糸を伸ばして往生者と結ぶ、「臨終行儀」という儀式で使われた形跡であると考えられます。山には松の木が描かれ、さらにその下の方には池があり、池の中には蓮の花が咲いています。阿弥陀如来があらわれたこの場所が清らかなところであることを風景で表現しています。
この作品の裏側には墨で書かかれた文字があり、江戸時代の享保2年(1717)と天保13年(1842)に修理されたことが記録されています。長く大切にされてきたことがわかります。
リンク とちぎの文化財_山越阿弥陀如来図