県内文化資源詳細

【アートカード用】子牛

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
名称 【アートカード用】子牛
名称よみ こうし
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 [JR宇都宮駅から]西口バスターミナル1番乗り場から関東バス[53和尚塚経由細谷車庫行]、8番乗り場から関東バス[56日光東照宮行]、[52石那田行]、[58船生行]、[51仁良塚経由ろまんちっく村行]で約15分、[桜通十文字]バス停下車すぐ
または、6・7番乗り場から関東バス「作新学院・駒生行き」で約15分、[桜通り十文字]バス停下車、徒歩2分/[東武宇都宮駅前から]東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、関東バス上記行きバス利用で約5分、[桜通十文字]バス停下車すぐ/[東北自動車道][鹿沼IC]から約15分、または[宇都宮IC]から約20分/[北関東自動車道][壬生IC]から約25分
概要 石川寒巌(1890-1936)大田原市(旧:那須郡黒羽町)
《子牛》1931(昭和6)年、栃木県立美術館
紙本金地着色、170×366cm

ひとこと解説:大正期に追求された新しい南画
キーワード:新南画、写実性、やまと絵、装飾性、牛、竹
県内関連地:大田原市

石川寒巌は、伝統的な日本画に西洋美術の技法などを加えた「新南画」と呼ばれる新しい日本画を追求しました。この作品は、黒々とした毛並みや透き通ったまなざしが写真のようにリアルな子牛と、はっきりした輪郭線とベタ塗りされた緑色が特徴的な竹林を並べて描いた斬新な構図で、新南画とはどういうものかをわかりやすく示している作品といえます。黒毛の牛の描写は、見たままを正確に描くことを大事にする西洋美術の技法を取り入れています。一方の竹林は、背景の金色を生かしたきらびやかさを重視する日本伝統の技法で描かれています。この斬新な描き方は、従来の描き方を大事にする人々からは厳しい評価を受けましたが、日本の伝統絵画の約束ごとをくつがえそうとする寒巌なりの挑戦であったといえます。

石川寒巌は、1890(明治23)年、栃木県那須郡黒羽町(現在の大田原市)に生まれました。はじめ油絵を学び、後に日本画を学びました。病気療養のため故郷に戻った後に再び上京すると、小室翠雲の画塾に入門しました。油絵の経験から西洋美術への関心を持ちながら、「新南画」と呼ばれる新しい日本画を追求しましたが、病気のため46歳で亡くなりました。