県内文化資源詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 工芸品 / 工芸品 |
| 名称 | 【アートカード用】網代編盛籃 陽光 |
| 所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 |
| 市町等 | 宇都宮市 |
| 所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| アクセス方法 | [JR宇都宮駅から]西口バスターミナル1番乗り場から関東バス[53和尚塚経由細谷車庫行]、8番乗り場から関東バス[56日光東照宮行]、[52石那田行]、[58船生行]、[51仁良塚経由ろまんちっく村行]で約15分、[桜通十文字]バス停下車すぐ または、6・7番乗り場から関東バス「作新学院・駒生行き」で約15分、[桜通り十文字]バス停下車、徒歩2分/[東武宇都宮駅前から]東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、関東バス上記行きバス利用で約5分、[桜通十文字]バス停下車すぐ/[東北自動車道][鹿沼IC]から約15分、または[宇都宮IC]から約20分/[北関東自動車道][壬生IC]から約25分 |
| 概要 | 藤沼(ふじぬま) 昇(のぼる)(1945-) 《網代編盛籃(あじろあみもりかご)「陽光(ようこう)」》2018 年、栃木県立美術館 竹、高44×最大径44㎝ ひとこと解説:竹の繊細さと力強さ、エネルギーを凝縮した盛籠 キーワード:ストライプ、幾何学文様、赤、黒、竹、籠 県内関連地:大田原市 赤と黒のストライプ文様が目を引くこの作品は、何でできているのでしょう?正解は「竹」。道ばたに生えている竹の様子とはずいぶん違いますね。竹林の緑色の竹は栄養分を多く含んでいるため、虫やカビが発生してしまいます。そこで、竹を切ったらまずゆでたり火であぶったりして、油分や水分を抜き、さらに3年ほど陰干しして、色が白く抜けるとようやく材料ができ上がります。その竹を細く薄く割り、化学染料で染めた竹ひごを数百本使って編んだのがこの作品です。下から見ていくと、脚の部分は細い竹ひごを8本束ね、少しずつ広げています。お皿のような部分はきっちりと編み込まれ、色とデザインの効果で、外へ外へと広がっていくように見えるでしょう。口の部分にも束にした竹ひごを使い、縁にかけて軽やかに広げています。仕上げに塗った漆は上品なつやを与えるとともに、作品を丈夫にしているのです。竹の繊細さと力強さをあわせ持った、一体感のあるシルエットが美しい作品です。 藤沼は27歳の時にヨーロッパを旅行し、その歴史と文化に衝撃を受けました。しかし「日本も負けていないはず、日本文化を海外に発信できる人間になってやる」と決意し、さまざまな伝統工芸を勉強した後、30歳の時に竹工芸の道に入りました。竹の持つエネルギーと自己のエネルギーを合わせた作品を次々と発表し、2012(平成24)年には、竹工芸において栃木県から二人目の重要無形文化財「竹(ちく)工芸」保持者に認定されました。藤沼の作品はアメリカでとても人気があり、シカゴ美術館やメトロポリタン美術館にも所蔵されています。作品が放つエネルギーは国境も言語も超え、世界の人々の心に響いているのです。 |