県内文化資源詳細

【アートカード用】曲線彫文壺

項目 内容
文化資源区分 工芸品 / 工芸品
名称 【アートカード用】曲線彫文壺
名称よみ きょくせんちょうもんこ
所在地 栃木県芳賀郡益子町益子3021
市町等 益子町
所有者/管理者 益子陶芸美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 自動車
常磐道友部JCT経由、北関東道桜川筑西ICから約20分
東北道栃木都賀JCT経由、北関東道真岡ICから約25分
電車
東北新幹線または宇都宮線、JR小山駅下車
JR小山駅から水戸線下館駅下車、下館駅から真岡鐵道益子駅下車、徒歩25分
東北新幹線または宇都宮線、JR宇都宮駅下車
JR宇都宮駅(西口14番バス乗り場)から関東バス益子行き(約60分)、益子陶芸美術館入口下車徒歩2分
バス
東武宇都宮駅(西口1番バス乗り場)、JR宇都宮駅(西口14番バス乗り場)から関東バス 益子行き(約60分)、益子陶芸美術館入口下車徒歩2分
秋葉原駅より茨城交通高速バス「関東やきものライナー」 笠間・益子行き(約2時間50分)
益子陶芸美術館入口下車徒歩2分
概要 加守田章二(1933-1983)益子町
《曲線彫文壺》1970(昭和45)年、益子陶芸美術館
陶磁器、高さ32.0×幅21.0×奥行22.0cm
ひとこと解説:自由な造形力と土らしい素材感が光る器
キーワード:陶磁器、焼締、炻器、曲線彫文
県内関連地:益子町

この作品は「曲線彫文」という加守田章二を代表するシリーズの一つです。岩手県遠野市の土を使って作りました。最初に手びねりで形を作り、竹で文様を彫ってから素焼します。表面から土が剥がれやすくなる液を塗り、文挾土という化粧土をかけて本焼きします。最後に表面に付いている化粧土をワイヤーブラシでかき落としています。このように、表面に化粧土をかけて本焼きすることで、器の表面に直接火が当たらず、柔らかい土の質感を表現することに成功しました。この方法はもともと、化粧土がうまく器に付かなかった過去の失敗から考え出した方法でした。最初は失敗を元に、土器風の作品を作り、さらに進化させて「炻器」作品を発表します。そしてこの「炻器」がベースとなって、本作の「曲線彫文」や「彩陶」など、次々と異なるデザインの作品を発表していきました。加守田作品は、器の形を基本としながら造形的にも優れているため、オブジェ陶が流行していた当時の陶芸界を驚かせました。

加守田章二は1933(昭和8)年大阪府岸和田市に生まれました。京都市立美術大学で富本憲吉、近藤悠三に学びました。1958(昭和33)年栃木県益子町の塚本製陶所の研究生となり、翌年に独立しました。最初はろくろによる鋭い口づくりの灰釉作品を作り、陶芸界初の高村光太郎賞を受賞しましたが、土器風の作品を作るようになります。1970(昭和45) 年ごろからは岩手県遠野の工房で作陶しました。遠野の土は手びねりで自由な形を作りやすく、とてもよく焼き締まりました。次々と新しい作品を生み出し、多くのファンを魅了しました。
リンク 益子陶芸美術館