県内文化資源詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 工芸品 / 工芸品 |
| 名称 | 【アートカード用】染色壁面装飾「大いなるメロン」 |
| 名称よみ | せんしょくへきめんそうしょく「おおいなるめろん」 |
| 所在地 | 壬生町本丸1-8-33 |
| 市町等 | 壬生町 |
| 所有者/管理者 | 壬生町歴史民俗資料館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| アクセス方法 | 東武宇都宮線壬生駅より徒歩約10分、JR宇都宮線自治医大駅から車で約15分、北関東自動車道壬生ICから車で約10分。 |
| 概要 | 高久 空木(1908-1993)壬生町 《染色壁面装飾「大いなるメロン」》1953(昭和28)年、壬生町立歴史民俗資料館 綿天竺・ろう纈染、252×99cm ひとこと解説:壬生町出身の染色家によるメロンを表現した染物 キーワード:メロン、ろう纈染 県内関連地:壬生町 空木が手掛けた「ろう纈染」とは、奈良時代から正倉院に伝わる伝統的な染物の1つです。染めずに残す部分に液状の蝋を筆でのせて染色する技法のことです。「纈」とは、布の一部を糸で縛り染まらないよう文様をつけることで、糸の代わりに蝋で防染したものが「ろう纈染」です。 空木は、バティック染のチャチンという細い線を描く道具を使い、ジャワ更紗風の繊細な装飾的作品で文展に初入選しました。戦後には、ピカソのように様々な視点から立方体を捉え平面化した画風や、現実の色に縛られない色彩表現など、西欧画家たちの影響を受けた作風へと変化します。45歳で待望の日本美術展覧会審査員となり、第9回日展に出品したこの作品も、染色ならではの強いコントラストを基調にしながら、メロンを素朴でくっきりとした輪郭と自由な色彩で表現しています。また、同時期には装飾的作品だけでなく月に20本もの染帯も制作していました。 1908(明治41)年、栃木県下都賀郡稲葉村(現在の壬生町下稲葉)に教師の子として生まれました。日本美術学校図案科を卒業し、染色家の広川松五郎のもとで染色図案を学び、ろう纈染の創作を始めました。数々の展覧会で入選・特選と受賞を重ね、日展審査員・日展会員として活躍しますが、その後日展への出品をやめ、和装服飾のとりわけ染帯に活動を限定していきます。特に淡い色の生地にろう纈染では難しい素早いタッチと透明感のあるデザインで「帯の空木」の名を馳せました。1993(平成5)年、東京でその生涯を終えました。 |