県内文化資源詳細
《炎こそわれらがいのち》
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 絵画 / 版画 |
| 名称 | 《炎こそわれらがいのち》 |
| 名称よみ | ほのおこそわれらがいのち |
| 所在地 | 栃木県足利市通2丁目14-7 |
| 市町等 | 足利市 |
| 所有者/管理者 | 足利市立美術館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| 概要 | 遠藤昭《炎こそわれらがいのち》 1973年 木版多色刷・紙 43.7×59.7cm 遠藤昭(1931―2025)は足利出身の画家です。旧制足利中学卒業後、数年間新制中学校の代用教員を務めたのち、東京藝術大学彫刻科に入学、56年卒業しました。 遠藤は、太平洋戦争中に思春期を迎えました。戦争により傷を負った世代です。遠藤は「国」という仕組みに疑念を抱きます。「国」はそもそも個人を護るために作られたシステムであるはずなのに、その逆の状況が絶えず繰り返されていると発言します。つまり、民を「楯」とし「鉾」として「国」自体を護る状況です。「国」が滅んでも民は滅びずということは、残念ながらありえないと遠藤は述べます。民を犠牲にしてまで「国」は残るという悪夢のような現実が今まさに忍び寄って来ていることに警鐘を鳴らします。 《炎こそわれらがいのち》では空が黒一色に塗りつぶされています。作品のタイトル通り炎となって燃え上がる人々が描かれています。一見すると自爆テロの光景のようです。旧体然とした体制を自ら炎となって壊そうとしています。それが彼ら彼女らの「希望」でした。ただこの「希望」が成就するのはかなり困難だと言わざるを得ません。だから空が真っ黒なのです。 |
| 画像二次利用条件 | 著作権あり |
| リンク | 足利市立美術館 |