国・県指定等文化財詳細

紙本著色 牡丹図屏風

代表画像
牡丹図屏風
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牡丹図屏風
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項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
文化財区分 県 指定 有形文化財(絵画)
文化財名称 紙本著色 牡丹図屏風
文化財名称よみ しほんちゃくしょくぼたんずびょうぶ
指定年月日 1995年08月22日
所在地 足利市緑町
市町等 足利市
所有者/管理者 (財)足利市民文化財団
公開状況 草雲美術館にて所蔵
概要 田崎草雲筆
 本作品「牡丹図屏風」は、南画花鳥図の好題である「玉堂富貴図」を連想させる太湖石に芳麗な牡丹を配するもので、左右双方の株の牡丹が美を競って対峙する体をとっている。草雲花鳥図の根はあくまで写山楼一派(谷文晁門)の学画理念にあり、自身その高弟渡辺崋山の作品に触発されるところ多く、また当時流行の椿椿山や岡田閑林の影響も少なくない。さらには、明治の新しい御代に画家として専念する決意を固めて以来、中国舶載画や日本の名画に範を求めることにも積極的となり、一時期、尾形光琳や酒井抱一等琳派の装飾画法の研究に努めたことも知られている。
 本作品は、群馬県桐生市の祭屋台の襖絵として描かれたものの一部であり、佐野市立吉澤記念美術館が所蔵する「怒濤図」屏風を中央に、本作品を両翼に配置し、全十面の襖絵であったといわれている。
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